赤ちゃんには乳酸菌がいっぱいって、どういうこと?
赤ちゃんは、新生児として生まれるまでは母親の体内において無菌状態で守られています。
その後、母親の細菌をもらってこの世に生まれます。
母親の体の外に出た瞬間から、赤ちゃんの体にはさまざまな細菌が侵入してくるのです。
母親の産道を通るときに付着した細菌は赤ちゃんの腸管で増殖し、誕生して1~2日目には大腸菌、腸球菌などが腸内に発生すると言われます。
このように誕生したばかりの赤ちゃんの腸内は大腸菌などの悪玉菌が優勢なのです。
しかし生後2~3日目には、母乳によってすぐに乳酸菌http://www.williapps.com/zenndamakinn.htmlやビフィズス菌などの善玉菌が現れ、乳酸と酢酸を作りながら増殖していきます。
それに反比例して有害菌が減りはじめ、授乳が始まって一週間ほどすると、赤ちゃんの腸内細菌は約95%をビフィズス菌が占めると言われています。
母乳とミルクで育った赤ちゃんは腸内細菌の90%以上が善玉菌のビフィズス菌で、母乳だけで育った赤ちゃんは95~99%がビフィズス菌です。
外の世界に出ていきなり多くの有害菌に囲まれても無事でいられるのは、抵抗力の弱い赤ちゃんの体は母乳による乳酸菌が病原体から守っているからなのです。
思わず愛しくなる赤ちゃんの匂いは、実は乳酸菌などの善玉菌の匂いに他なりません。
一方、年齢と共に出てくる加齢臭は、悪玉菌の匂いなのです。